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0101 きっかけ『もっと暖かく、もっと滑りにくい、もっと動ける靴を』
真冬の現場からの切実な声が、開発の原点にある夏、スキー場のイベントで開催されたフリーマーケットに、第一ゴムも出展していました。 そこでスキー場のパトロールスタッフと出会い、真冬の過酷な現場でのリアルな声を直接聞くことができました。
特に冬山の厳しい環境で長時間働く人々は、従来のスノーブーツに満足できず、「もっと滑りにくく、もっと動きやすい靴を」と切実に願っていました。
その声を受け、開発チームは新たな挑戦へと踏み出しました。 こうした想いが出発点となり、「フィールドブーツ#1308」の開発につながったのです。
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0202 検証・改善スキーパトロールのプロとともに、雪山での実地テストを繰り返す日々。
雪山という過酷な環境の中で働くスキーパトロール・山本雅也さんに、約2年にわたり試作品を着用してもらい、耐久性や防寒性の検証を行いました。
実は一番最後まで悩んだのが、カバーでした。
課題内容
- 積雪が20cmほどになると、跳ね上げた雪が長靴の中に入り込んでしまう。
対応
履き口の広さをベルトで調整可能履き口部にぐるっと一周巻かれたベルト絞ると、長靴とふくらはぎがピタッとフィットするように設計。
深い雪でも大丈夫!雪の侵入を防ぎます深い雪の中を進む作業や、雪かきの時も、雪の侵入を防ぎます。
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0303 完成約2年の試作を経て、ついに完成 — “想いの結晶” ただの長靴じゃない。軽くて、暖かくて、街でも山でも心強い一足。
北海道の雪山という極限の環境で、スキーパトロールの現場検証を重ねた2年間。丸2シーズン履き続けてもゴムは割れず、フィット感や防寒性も現場の声と職人の技術を積み重ねてたどり着いた一足は、街でも雪山でも頼れる存在に。 その丈夫さと快適さは、第一ゴムが導き出した“確かな答え”です。
氷の上でも滑りにくい安心のグリップ力滑りにくさを追求した末にたどり着いたのが、厳冬の環境でも確かなグリップ力を発揮する特別設計のソールです。 柔らかく粘り気のある天然ゴムと、硬く砕いたセラミックを組み合わせ、ゴムと一緒にプレスして成形する独自の製法を開発しました。 これにより、柔軟性と耐久性を兼ね備えた「ゴールド底」が誕生。雪や氷の上でもしっかりと地面を捉え、安心して歩ける靴底が完成しました。
ウレタン、ボア、フェルトの3層構造の裏地で防寒抜群!3層構造の裏地には、5mm厚のウレタン、暖かなボア、10mm厚のフェルトを採用しています。これらが一体となり、冷たい外気をしっかり遮断して足元を温かく保ちます。優れた保温性能に加え、柔らかな履き心地を実現し、冬の厳しい寒さにも対応できる高機能設計です。
お手入れ簡単!暖かさを保つ着脱式フェルトインナー取り外し可能なインナーには、暖かさを持続させる「WARMAL」生地が使用されています。 WARMALは、繊維に練り込まれた特殊セラミックスが遠赤外線を放出し、足先まで暖かさを届けるだけでなく、蓄熱保温性にも優れています。これにより、寒冷地でも足元をしっかりと温め、長時間の使用でも快適さを保ちます。 また、濡れた後でも素早く取り外して乾燥させることができ、常に清潔な状態を保てます。手間をかけずに簡単にメンテナンスができるため、長期間快適に使用でき、またインナーの劣化を防ぐことにもつながります。
カジュアルな見た目!高強度、高耐久性素材アッパー素材には、インビスタ社の登録商標『CORDURA(コーデュラ)』ナイロンを使用しています。この素材は軽量でありながら、破れや摩擦、擦り切れに強く、耐久性に優れています。 CORDURA生地には撥水加工が施されており、雨や水たまり、雪による水濡れや汚れにも安心して対応できます。
Pickup Story 01
フィールドブーツ #1308
滑りにくく、冷えにくい。雪山のプロに信頼される、冬の相棒。
90年以上、職人の手でつくり続けてきた、履き心地と安心を届けるウインターブーツ。
その誕生までのストーリーをご紹介します。
カラー: ブラック
サイズ: 25 / 26 / 27 / 28 cm
27,500円(税込)

Introduction
はじめに
現場と、暮らしをつなぐ。
新しい冬の相棒に。
雪山での厳しい環境で働くスキーパトロール・山本雅也さんに、約2年に渡り試作品を履いてもらい、耐久性・防寒性のテストを行った、新製品「フィールドブーツ #1308」。
「ただの長靴じゃない。軽くて、暖かくて、信頼できる。」
そんな言葉の裏には、第一ゴムとの幾度ものやりとりと、地道な改良の積み重ねがありました。
「ただの長靴じゃない。軽くて、暖かくて、信頼できる。」
そんな言葉の裏には、第一ゴムとの幾度ものやりとりと、地道な改良の積み重ねがありました。
案内人

第一ゴム 営業担当
2013年に営業として入社。
コロナ禍を機に商品企画も担当し、 現在は子ども用の新商品を開発中。